囲碁について

囲碁とは何か

簡単に説明すると、

 ①最終的に陣地が大きい方が勝ちになる「陣取りゲーム」。

 ②「碁石」と「碁盤」という2つの道具を使う。

 ③2人以上で行う。

 ④碁盤の線の交点に、互いに1手ずつ石を置く(相手のパス以外で2手連続で打つのはダメ)。

 ⑤相手が置いた石を取れる場合がある。

と、こういうものです。もっと言えば、この他に「コウ」「セキ」「ダメ」を覚えれば、囲碁のルールは十分です。

囲碁について

 「やめられない、やめたくない、やめない、1度やったらやみつきに」実はそんなゲームが囲碁。

 例えば、ネットゲームやテレビゲームは、いわゆる全クリすれば、それで終わりです。しかし、囲碁は、上には上がいますので、全クリは簡単には不可能です。そして、勝っても負けても、次に同じルートを通ることはありません。毎回毎回、違うステージが出てきます。さらに最終的には、勝ち負けがハッキリしているので、曖昧・あやふやになることもありません。それが、大きな魅力だと思います。

 囲碁の魅力を、以下にまとめてみました。

世界中で行われている(5大陸で行われている(定住人口のない南極以外))。

②宇宙でも行われた(スペースシャトル・エンデバー船内にて、バリー氏と若田氏の対局等)

③障害者も健常者も関係ない(視覚障害等のある方でも対局しており、しかも強い人もいる)。

④年齢・性別も関係ない(子供からお年寄りまで。男女混合試合での女性タイトルホルダーも実は誕生済み)。

⑤自由で奥深い(毎回違うストーリー。自分で決める石の置場)。

⑥高段者と初心者でも、ハンデを付けやすい(互いに思いっきり実力を出せる場)。

⑦長い歴史がある(囲碁の始まりは4000~5000年前の中国と言われ、文字より前と言われている)。

 囲碁の歴史について(Wikipedia参照)   囲碁の歴史について(日本棋院HP参照)

⑧歴史的な書物に登場(「論語」「孟子」「三国志演義」「枕草子」「源氏物語」等に登場)。

⑨ ドラマや映画に登場(大河ドラマ、映画「ビューティフルマインド」等に登場)。

⑩コンピューターの原理と同じ二進法(コンピューターは0と1、囲碁は白石と黒石)。

⑪AI・人工知能の発達に貢献(Google DeepMind社による人工知能AlphaGo(アルファ碁)開発等)。

 人工知能AlphaGo(アルファ碁)について(Wikipedia参照)

⑫AIが最後まで苦労人工知能AlphaGo(アルファ碁)登場まで、人間の初段レベル)。

 しかも最近、囲碁アマチュアが最強AI「KataGo」に14勝1敗した(米国人のケリン・ペルリン氏)。

 (「囲碁AI、アマに完敗」2023年2月22日・日本経済新聞・朝刊3面)。コンピューターがそんな程度。

⑬キャッシュレス決済・QRコード誕生のカギ(開発者・デンソー技術者・原昌宏氏)。

⑭ルールが単純(陣地が大きい方が勝つというだけのゲーム。しかし奥深い)。

⑮脳の活性化に良い(東北大学・川島教授の研究等)。

囲碁のこれから ー ブルーオーシャンの場 ー

 社会、主に囲碁界の声として、囲碁の人気がなくなっているとか、囲碁を何とかしないと衰退するとか、そういったネガティブな話を聞くことが多い。しかし個人的には、囲碁界はブルーオーシャンだと思う。囲碁には、まだまだ伸び代がある。

なぜ、ブルーオーシャンなのか、考えられる市場。

①囲碁の魅力が、実は全然伝わっていない現実。 → 他のゲーム類と同列に扱われている。

②いじめを受けている等、不登校の子たちに、是非、囲碁を通して社会生活をしてもらいたい。学校には行けないけど、囲碁なら出来るということもあるはずだ。

③碁盤が木目ではなく、世界地図でも良いと思う。アニメとコラボし、アニメキャラクターが書かれていても良いと思う。そして碁石も、数字①等が書かれた石でも良い。黒白でも、赤、緑、金、銀、黄色でも良い。石に図柄があっても良い。さらに言えば、マス目さえハッキリしていれば、一人一人違う図柄の碁盤でも良い。しかし、そういうものは、まず見ない。今は、ほぼ全部同じ。誰もやってない。

④プロ野球選手名鑑のような、プロ棋士名鑑がない。将来的には一度作ってほしい。囲碁人気になった時には、何よりも役立つだろう。打つだけでなく、見る碁も同じく重要にならないといけない。

⑤碁盤に打つと、自動的に棋譜が記録できるような、そういう碁盤がない。今の技術で出来ると思うが。

⑥10人対10人で対戦したり、19路盤を超えた25路盤などがあっても良い。これが出来るのが囲碁の特徴。将棋やチェスでは、盤を広げるのは難しいと思う。オセロも同じ。そして、広げることで戦法が変わるのも囲碁が大きいと思う。AIでも難しくなるのではないか(AI発達の為にも良いかと)。又、くじ引きで、19路、25路になったりするのも面白そう。

⑦囲碁ドラマも出来そう。例えば、囲碁AI誕生までのストーリーをドラマ化(日本の囲碁界中心に)する等(何度も何度もはじき返されて、最後、上手くいった後に、それがすごく普及し、さらに進化を遂げるみたいな)。ドラマになるエピソードは沢山ある(初めはコンピューターを何十台も繋げたとか、オセロがやられ・チェスがやられ・将棋がやられて迫ってるとか、模様派の棋士には読みで対抗・地合い派の棋士には計算で対抗するもはじめはうまくいかず一歩一歩とか、最後斬新な方法で活路を見出すとか、AI同士の対決とか)。そういう、面白味が沢山詰まっていると思う。要は、何をどう抜き出すかなだけ。

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